前回の「超ひも理論1」で、物質を構成する粒子はクオークと呼ばれる粒子が6種類、電子と同じ仲間が6種類あると考えられ、これらを素粒子と呼び、全部で12種類あると書きました。
しかし、この12種類の素粒子の他にも、「反粒子」や「力を伝える粒子」、素粒子に質量をもたらす「ヒッグス粒子」、そのほかにも論理的に存在が予言されている未発見の素粒子などもたくさんあり、これらを合わせると素粒子は数十種類にもなります。
素粒子がこんなにたくさんあると、もはや「素粒子」とは言えなくなってきます。
そこで登場したのが、超ひも理論です。これらすべての素粒子がごく小さな振動するひもからできているという理論です。
この小さなひもは、どのような世界を私たちに見せるのでしょうか。
(続きは次回に)