合格体験談

※下記をクリックすると、体験談にとびます。

 

Oくん 東京大学 理科一類

◆数学使用問題集

チャート(学校教材)

数学の点数が面白いほどとれる本、整数問題が面白いほどとける本

ハイレベル理系数学(河合塾)、頻出レベル理系数学(マセマ)、ハイレベル理系数学(マセマ)

過去問、共通テスト用問題集

 

◆物理使用問題集

アクセス(学校教材)

物理のエッセンス、重要問題集、名問の森、難関大学突破極める物理

過去問、共通テスト用問題集

 

【入試全般】

 高校1年生の頃は入試を気にしていませんでした。高校2年生になり、夏休みぐらいから学校の他の人を見てやる気になり、テスト勉強以外にも勉強をし始めました。

 

 3年生になってからは、勉強の計画を立てる時に、やりたいことが多すぎ、予定を立てるのが大変でした。そのためリスニングや化学の量を減らし、Z会の量も減らしていきました。

 

【過去問を始める時期】

 物理は2年生の時から塾で始めましたが、学校より早いペースで進めることができました。

 

 数学ではチャートⅠAⅡBⅢを例題・練習さらにエクササイズまでやりましたが、数Ⅲまでしっかりとやり終えるのに3年生の夏休み前までかかりました。それからハイレベル数学を一通りやり終え、東京大学の過去問を始めました。

 

 数学・物理ともに過去問を10月から始めました。初めは時間内に終わらせることが全くできませんでしたが、練習していくうちに、年内には時間内に解けるようになっていました。共通テスト後には、時間を測りしっかりと過去問で練習を積むことができました。10月から過去問を始めてちょうどよかったと思います。

 

【次試験直前の勉強方法】

 共通テストは模試のようにでき、よかったです。2次試験の前は復習を中心に行いましたが、復習と本番と同様の問題を解くことを、半々の割合でやった方がよかったと感じました。

 

 復習が中心だったせいか、東大の2次試験本番の数学で、問題を解く感が戻らず思うような得点が取れませんでした。物理・化学の時間帯にはだんだんと調子も戻り9割以上の得点を取ることができました。2次試験直前は、復習と時間を測っての問題演習を半々の割合で解くのがよいと思います。

 

【後輩に一言】

 3年生になってから習う教科では、入試が迫っていることもあり、すぐに成果が出ずに苦しい時もあります。しかし、勉強していくと仕組みが分かり面白くなる時期がやってきます。苦しい時を踏ん張って乗り越えると面白くなる時期がやってくるので、それまで根気よくその教科の勉強を続けていきましょう。

 

 

【塾でよかったところ】

 自分の答がどうなのかを聞くことができたことがよかったです。

 教室の中の4人が集中してもくもくと勉強している雰囲気が好きでした。

 自習室では先生と話ができ、いろいろ相談もできたことがよかったです。

 

 

Nくん 三重大学 工学部 電気電子工学科

◆数学使用問題集

スタンンダードⅠAⅡB、クリア数学Ⅲ、チャート(学校教材)

数学の点数が面白いほどとれる本、チョイス数Ⅲ(塾教材)

過去問、共通テスト用問題集

 

◆物理使用問題集

重要問題集(学校教材)

エッセンス(塾教材)

過去問、共通テスト用問題集

 

 

【数学】

常識的なこと、基本的なことは知っておくべきです。スタンンダードⅠAⅡB、クリアⅢ、チャートなどの学校教材と、黄色い本(『数学の点数が面白いほどとれる本』)で基本をやり、分からないところはネットで調べたりしていました。

 

特に、黄色い本は、定期的に10個ずつくらいを忘れかけたら復習していました。他の問題集で間違えたら黄色い本で同じ分野をもう一回やるという作業を、最後の最後まで続けていました。

 

数学・物理ともですが、一冊仕上げる本を決めていろいろな手段を使って分からないところは調べていました。塾で使っていた数Ⅲのチョイスなどがこれに当たります。

 

数学では基本的なことを一通り終えたら、いろいろな総合問題をやると力が付きます。特に数Ⅲをやると経験値が上がると思います。ほぼ同じことですが、数学の問題で、方針を自分で建てられるようになるには、チャートだけでなく入試問題をやるとよいです。1つの問題にいろいろな要素が入っていて、その復習をしていくと他の問題への対応力が着きます。

 

ⅠA、ベクトル、確率は数Ⅲとは別にやるとよいです。確率と整数が苦手でしたが、共通テストの勉強をしているうちに、私大に向けてこの苦手な2分野ができるようになっていました。

 

 

【物理】

物理では、夏まで分からなかった問題でも、気柱やドップラー効果のように一度理解してしまうと、あとはどの問題もすらすら解けるものが多くありました。初めに理解ができずにあいまいだった分野も、根気良く続けて勉強して行くことが大切です。

 

エッセンスと重要問題集を何回もやることはとても重要です。物理ではこの2冊の問題集を完璧になるまでに仕上げていきました。問題でつまずいた箇所を復習するのは当然として、周辺分野も同時に復習しておくととてもよいです。復習も新しい問題をやることも両方大事ですが、勉強が進み復習の時間が短くなると時間が有効に使えるようになってきます。復習の時間が短くて済むようになるまで、根気良く勉強を続けて行くことが大切です。

 

熱は得点源になりやすいと思いました。物理で、正負を決める問題では、(熱、相対速度、位置エネルギーなど)自分なりの正負を決めておくのがよいです。また、問題集の答に、自分なりのメモを残しておくとよいです。

 

 

【入試に向けて】

1・2年の時は危機感がなかったと思います。2年の3学期の模試がダメだったので勉強を始めました。今思うと、1・2年の間は、危機感がないことに気づいていませんでした。

 

春休みから基礎をやり始めましたが、すぐには成績は上がりませんでした。夏休みまでの勉強を経てやっと成果が出てきました。英語は遅くて、12月後半にやっと成果が出てきました。

 

やり初めの春には何も分かっていませんでしたが、模試や重要問題集などをやった後でもう一回エッセンスや黄色本で見直すと自分が分かっていないまま過ぎていたところが多いのに気づきました。物理は特にそうでした。1回解けた問題ができなかったり、半年後にまだできなかったりして、一回目には分かったつもりで素通りしていたことがとても多くあり愕然としました。よく見ると「自分は分かっていなかったんだ。」がいっぱいありました。

 

 

入試勉強をしている時に、いろいろな所から情報を得ることは非常に重要だと思いました。学校の先生、問題集、塾、ネット、YouTubeにはたくさん情報はあります。その中から良い物、よい情報は何かを自分で考えることは重要です。ネットには、各教科の勉強方法がたくさん載っていますし、難関大学の問題解説の動画もたくさん載っています。その中から役に立つものをいろいろチョイスして取り入れていました。

 

しかし、ネットが勉強の邪魔にならないように工夫はしていました。YouTubeは、その日にやるタスクを終えてからや、勉強中に眠くて仕方がない時に気分転換に調べていました。ただ、考書を選ぶときにネットはあまり信用しない方がよいと思い、学校の先生や友達に聞いていました。

 

 

【入試時期】

滑り止めの中部、名城に受かったことは気落ちに余裕ができた点で良かったし、私立大学にしっかりと合格しておくことは非常に重要なことだと感じました。2次試験当日には私大合格の他にも余裕を持てる材料をいろいろ持っているとよいと思います。いろいろあると思いますが、‥‥。

 

共通テストで、取れるところで点数を取るために社会もちゃんとやるべきです。理系だからと文系教科を軽く見るのは良くない。国立にぎりぎりの人は文系教科がセイフティーネットになることもあります。

 

 

【部活】

野球部でしたが、部活は最後までやるのがよいと思います。春休みからやっていて、夏休み明けぐらいから問題が解けるようになってきていましたが、そこから本格的にギアーが上がってきました。部活が終わった時期からちょうどギアーが上がってきました。これは7月に部活を辞めても、4月に部活を辞めても一緒だったということを意味していると思います。この時期から他の人もギアーが上がってきていたので、勉強において他の人とあまり差が出ませんでした。

 

 

【後輩に一言】

何事も、自分で考えるように。

 

 

Mくん 京都大学 工学部 物理工学科

 

【1年生から3年生の1学期まで】

1年生と2年生の12月までは、部活をやっていたのでほとんど勉強はしていませんでした。安田塾での数学の授業とその宿題をやっているぐらいでしたが、数学だけは少し頑張ってやったので、この時期に実力が伸びたと思います。

 

2年生の終わりごろまでに、学校の授業より早く塾で教科書とチャートの積分を終えていました。内容も分かっていたし、練習もたくさんしていたので、他の人より積分の成績がよく、その後の勉強を自信を持ってやっていく土台になりました。

 

3年生の1学期は、数学のチャートと理科をたくさんやりました。ここで理科を一通り終わらせることができたのはよかったです。

 

【夏休みからセンター試験前まで】

夏休みには本格的に英語を初めました。2学期の途中からセンターの英語の過去問を25年分やりました。センターまでには英語も9割近くまで取れるようになり、センター後から始めた英語の2次の勉強に大きくつながりました。2次の英語の勉強はセンターの後に本格的に始めました。特に、2次試験の直前の一週間はほとんど英語をやっていました。

 

数学は夏休みの終わりまでチャートをやり、9月から京大の過去問を始めました。数学の過去問ですが、最近の10年分は自分で繰り返し何回かやり、整数と確率は安田塾で20年分ほどやりました。その他の分野も2000年ぐらいまでさかのぼって塾で勉強しました。

数学の勉強ではチャートがともかくよかったです。基本から応用までを、基本例題から始めて、エクササイズまでやることにより、基礎からしっかりとマスターすることができました。チャートはとても大切だと思います。

9月からの過去問もとてもまた大切だと思います。これをやることで実力がついてきました。チャートと過去問、シンプルですがこれがよかったです。

 

物理の過去問をやるときには、とても集中力が必要でした。京大の物理の過去問は時間内に膨大な量を解答しなければならず、気合を入れてやらないと解くことができない問題ばかりで、やるのがとても大変でした。

 

【センター試験から2次試験まで】

センター試験の前はとても緊張しました。1日目が京大で必要な文系科目だったので、特にこの日はとても緊張しました。この一日目の教科では、国語で点を落としましたが、英語と社会ができました。一日目の自己採点で、京大のボーダーラインを超えられひと安心しました。

 

私大は2校受験しましたが、あまり緊張しなくて2次のための予行演習にはならなかったです。特に東京理科大学の入試は河合塾で受けたので、模試と全く変わらない雰囲気で2次のための練習にはなりませんでした。

私大に関しては、東京まで行き、早慶も受ければ練習になったかもしれませんが、その分英語の勉強ができなかったでしょうから、早慶を受けなかったことに後悔はないです。

 

2次試験の1日目は数学と国語でした。国語はできたのですが、数学ができなかったのでとても落ち込みました。2日目は物理があまりできなかったですが、化学はまあまあでき、英語はとても良くできました。英語の出題傾向が今までと変わっていたのですが、それにうまく対応できたのがよかったのだと思います。

 

センター試験からあとでは、私大入試後の京大の勉強と京大の入試本番が一番きつかったです。

 

2次試験後に安田塾で数学の答え合わせをした時に、あまりできていなかったので京都大学は落ちたろうと思っていました。それが第一志望の物理工学科に受かっていて本当にびっくりもしましたが、嬉しかったです。安田先生も駄目かと思っていました。今思うと英語で他の人と差が付いたのだと思います。

 

【受験勉強でつらかったこと】

受験勉強中に遊べなかったのが一番つらかったです。例えば、見たい映画がやっていたとしても見に行くこともできないし、などなど・・です。

 

【後輩へのひとこと!】

チャートをやっておけ。ともかくチャートが大切です!

 

 

Lくん 名古屋工業大学 創造工学教育課程 材料エネルギーコース

 

【3年生の1学期から2学期】

3年生の一学期には、体調を崩して高校を早退することが何度かありました。1学期とはいえ受験勉強中です。体調管理はやはり大切ですから、後輩の皆さんもこの時期から体調には注意して勉強してください。

勉強としては、この時期に英単語とチャートをもっと勉強しておけばよかったと思います。

 

夏休みには、学校の補習で国語を多くとりました。このおかげで50点台だった国語のマーク模試の点数が170点台へと大きく伸びました。センター試験本番でも国語は160点台とよかったです。しかし、夏休みにもう少し国語の勉強量を減らして数学をやっておけばよかったとも思います。

化学は一学期から勉強していましたが、夏休みにも多くやっていました。しかし、覚える内容が多く、もっと前からやっておけばよかったと思います。

塾では名古屋大学の過去問を始めていました。

 

2学期には物理・数学をたくさんやりました。

また、倫政もすき間の時間に結構勉強しました。苦手単元を絞ってやるようにしたのもよかったのか、倫理・政経もセンターで納得のいく点が取れました。

 

【センター試験から後期試験まで】

センター試験前の一週間に体調を崩してしまい辛かったです。体調を崩したせいもあり数学の追い込みができずにセンター試験の数学は自分としては今一歩でした。

 

2次試験の前には、小論文、英作、面談の練習を学校でおこないました。また、学校でいろいろな大学の数学・物理の過去問をプリントで学習しましたが、これはためになりました。

塾では物理と数学の過去問を中心に勉強しましたが、これもためになりました。

 

前期試験の名古屋大学はあまり手ごたえがなく不合格でした。

名古屋大学にあまり自信がなかったので、前期を受験した直後から後期の名古屋工業大学のための勉強を始めました。塾ではやはり数学・物理の過去問を勉強しました。

 

後期試験(名古屋工業大学)は自己採点では英語がほぼ満点で、数学・物理が合格最低ラインぎりぎりのところでした。不合格ではないかなとも思いましたが、合格発表の日にはネットに自分の受験番号があり、気づけば思わず姉とハイタッチをしていました。

 

前期を名古屋工業大学、後期を岐阜大学にしておけば安全な受験パターンでよかったとも思いますが、前期で名古屋大学にチャレンジすることができたので、自分としてはこの受験パターンで満足しています。たとえ後期試験で名古屋工業大学を落ちていたとしても、やはり前期に名古屋大学にチャレンジ、後期に名古屋工業大学というパターンでよかったと思います。

 

【後輩に言っておきたいこと2点】

ひとつは、「友達を大切に。」です。友達の存在は、彼らと自分の悩みを話したり、質問し合ったり、しょうもないことで笑ったり、と受験期にはありがいものでした。

もう一つは、「楽しんで!」です。受験期には、やることがいっぱいで、結果が出る時もあれば、満足のいく結果がでない時もあります。一日の中で、気分が上がったり下がったりすることもあります。この情緒不安定ぎみないろいろな感情を味わうことで、「生きているんだな~」と思えたりします。これもまた楽しいものです。いろいろな感情を味わい楽しんでください。受験勉強のあいだ、気分転換はうまくいっていましたが、こんな考え方もよかったのかもしれません。

 

 

Kさん 九州大学 工学部 機械航空工学科

九州大学受験に関して何か?

 九州大学の問題は過去問を見ると3年ごとに変わっています。今年が変わる年にあたっていたので、傾向が変わっていても驚きませんでした。これから受験する人は傾向が変わっても驚かないように準備しましょう。

 旧帝大以上は赤本より青本の方が答えの解説がよいと思います。

 

研究室の選択については何か考えていますか?

 九州大学の研究室は数が多いので、入学してから自分に合うものを決めていくつもりです。この点も九州大学を選んだ理由のひとつです。

 夏休みには芸術工学部を見に行きましたが、就職などを考えてやはり工学部にしました。

 

 

どんな参考書が役にたちましたか?

 数学は「マセマ出版社」の問題集と、河合塾の「チョイス」が役にたちました。九州大学の問題傾向が「マセマ出版社」の問題集の内容に近かったこともあり役に立ちました。「マセマ出版社」の「合格アップ」は実力テストでよく出ました。これらの問題集をしっかりやっていたので、学校の問題集の「スタンダードⅠAⅡB」や「オリジナルスタンダードⅢ」は学校の授業中に扱った問題だけをやりました。テストの時も指定の問題だけしか勉強しませんでしたが、この2冊の高校の問題集も受験には役に立ちました。

 

 物理は漆原の「漆原晃の 物理基礎・物理[力学・熱力学編]が面白いほどわかる本」がよかったです。添削もしていましたが、量が多くなかったこともあり、あまり役に立たちませんでした。物理の応用では学校のプリントが役にたちました。40枚強で100問ぐらいの有力校の入試問題でした。入試の実力はこのプリントで養うことができました。このプリントと並行して、物理の基本的なことを、問題集を3・4冊やって身につけました。

 

 

受験勉強をしていて、辛かったことは?

 センター対策の本を勉強するときに、時間を測って解くのがつらかったです。特に理系科目がつらかったです。その中でも数学が一番つらかったです。肩こりや目の疲れもひどかったですが、これらは受験勉強とは別の辛さがありました。

 

 

ストレス発散に何かしていましたか?

 受験勉強中もゲームはしていましたが、机に向かうとしっかりと勉強していました。家で勉強するときは、孤独に自分の部屋で勉強するのが嫌で、リビングで勉強していました。

 

 

受験校に関して学校の先生はどう言っていましたか?

 受験校について、2年生の時から学校の先生の言うことに流されなかったことがよかった、と思います。高校の先生からは、2年生の時は「京大を受けろ」と言われましたが自分の志望校は「名大」にしていました。受験期には高校の先生からは「名大にしろ」と言われましたが、自分の志望校は「九州大学」にしました。学校は高いところを受けさせたがっていたので、特に九州大学は猛反対されました。

 

 

安田塾はどうでしたか?

 数学で何をやるか、ペースができたことが特によかったです。塾の通常授業では自分のペースで勉強できて、分からないところを質問できるところがよかったです。

 

 

後輩に一言。

 周りの言うことに流されずに自分の道を行くのが、後悔がないと思います。

 

 

Jくん 名古屋大学 医学部 医学科

 医学部志望でしたが、現役では合格することができず、浪人が決まってから安田塾で苦手な物理を勉強しました。安田塾では定期的に物理の演習時間を確保できたのがよかったです。

 

 浪人の時には、物理だけではなく、全ての教科で演習を積み重ねミスを減らしていきました。中でも特に苦手だった物理で、たくさん問題演習を積みミスを減らすことができました。

 現役時代は基礎がおろそかになっていたような気がします。浪人したおかげで基礎を入れた後で本番のように問題演習をすることができました。物理では名古屋大学と問題傾向の似ている京都大学などの問題を使い時間を測って問題演習を積み重ねていったのがよかったです。浪人して思いましたが、全ての教科で、特に理系科目では現役の夏から問題演習を始めておくべきでした。

 

 

◆物理の間違いを減らすためにしたことを以下に挙げてみます。

 

・次元を確認し、答えの概算もしておいて、あり得ない答えは解き直しました。

・演習をたくさんしていくと答えの文字の並びが同じことに気づくようになりました。これにより答えが何となく違うこと に気づくようになりました。

・間違いノートを作りました。後で思い出せる程度に問題を写して、自分が何を間違えたか絵(力の向きなど)を描いて、後で分かるようにノートを作っていきました。いつも見直しているわけではなかったですが、試験前に軽く見るだけでも効果がありました。ノートを作るだけでも間違えた内容が頭に入っていきました。

・10月ぐらいですが演習に入ってから、問題用紙に使える文字に丸を付けるようにしました。余白にその文字を書いておき、答えが出てから使ってはいけない文字を使っていないかてらしあわせました。

・下書きの書き方にも注意しました。いらない解答用紙の裏にスペースを確保し、縦に線を引いてスペースを確保して計算していきました。

・演習をたくさんしてミスを見つけられるようにしていきました。

・センターの練習では7割の時間設定で問題を解いていました。

 

 ミスをなくすためには、演習の時間を確保すべきです。新しいことを知るよりも時間を測って演習をすることが大切だと思います。

 

◆受験勉強で辛かったときは?

・志望校の判定がBやCでよくなかったとき。

・出来る問題を模試で失敗したとき。

・勉強したのに演習不足で模試でミスをしたとき。

 

◆後輩に言いたい一言。

「志望校判定に関係なくいきたいところを目指せ」と後輩に言いたい。

 

 

Iさん 名古屋大学工学部 化学生命工学科

名古屋大学工学部 化学生命工学科 使用した数学・物理の問題集一覧

 

◆どんな勉強をしたのかを教えてください。

 

・数学について

 1、2年生の間は、学校の教材「フォーカスゴールド」「サクシード(数学ⅠAⅡB)」「アドバンス(数学Ⅲ)」を使用し、定期テスト、実力テストのための勉強をしていました。

 本格的に受験のための勉強を始めたのは3年生になってからで、以下のような問題集を使って勉強しました。

 

⑴「一対一対応の演習」(Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲ)

これは1、2年の確認と数Ⅲの基礎固めに使いました。

 

⑵「プラチカ」(ⅠAⅡB・Ⅲ)

⑶「理系のためのじっくり考えてたくさん解く本格問題集」(ⅠA・ⅡB)

この2冊は応用力を身につけるために使いました。

 

「プラチカ」と「一対一対応の演習」はⅠA・ⅡB・Ⅲが複数の冊子に分かれていますが、全て解きました。

 

⑷「理系数学入試の核心」

この本は、一冊にⅠAⅡBⅢ全部がまとまっている問題集です。いろいろな大学の問題が載っている問題集で、入試の問題に慣れるために使いました。

 

 これらの他には、模試の結果を見て、できていなかった分野(複素数、微積など)の復習を行いました。

 

 

・物理について

 通っていた高校では、2年生で物理基礎の力学の範囲と、波の分野全部を学習し、3年生で残りの物理の分野(力学と熱、電磁気、原子)を学習するため、学校の進度に沿って勉強をしていると受験までに時間的余裕がありませんでした。それを補うために、週2日、安田塾に通って物理の学習をしていました。

最初は、学校で使っていた「リードα」や「物理のエッセンス」を使って、基礎を固めるための演習をしました。その次に、「良問の風」の問題を解いて、標準的な入試問題に触れて理解を深めていきました。単元ごとにこれらの勉強を一通りした後で、「名問の森」をやりました。「名問の森」は難しくて、初見ではできなかった問題も多くありましたが、繰り返し解くことにより、解き方を自分のものにできるようになっていきました。

 

これらの問題集に取り組むことにより、様々なパターンの問題に触れることができ、応用力を培うことができました。

 

 

◆夏休みは何をどのように勉強しましたか?

 

 数学、物理、化学はそれまでに習った範囲を総復習しました。苦手箇所があるとそこを克服するために、その分野を重点的に学習しました。夏休みの時点でもすでに二次試験を意識して勉強するようにしていました。

 

英語は単語と英作文の学習をしていました。

 

夏休み明けの文化祭の準備等で時間がとれない時もありましたが、できるだけ毎日勉強時間を確保するように心がけていました。学校が休みになると、生活のリズムが崩れやすくなるので、毎日決まった時間に起床し、一日の勉強する科目、範囲、ページ数を決めて、計画的に勉強を行っていきました。

 

 

◆センター前の勉強について教えてください。

 

 12月に入る頃から、主に河合塾や駿台から出版されている「センター用の問題集」を2,3周学習しました。また、教科書を見直したり、マーク模試の問題の復習を行ったりもしていました。

 

 

◆二次試験直前の勉強についてはどうでしたか。

 

 赤本を、実際の入試問題に慣れるために、時間を計りながら解きました。

物理は塾で、名大だけでなく、難易度が同じくらいの阪大や京大の過去問も解きました。自宅では「名問の森」のできなかった部分を中心に繰り返し勉強しました。

数学は名大の入試で特に出やすい傾向にある微積、確率、整数と、自分が苦手としていた複素数の分野に重点を置いて勉強しました。直前には、過去問を15年分と、⑸「名大への数学」を解いて、本番に備えました。 

 

 

◆受験までにやり通した教材はどんなものがありますか?

 

 高1からZ会の通信教育の教材(数英物化)を使用していましたが、それに加え、高3からはZ会のセンター対策講座も受講していました。

 

 

 

◆どんな勉強がよかったですか、ためになりましたか?

 

・数学

いろいろな問題集に取り組み、それらを何回もやり直すことで、数学の力をつけることができたのではないかと思っています。

数学Ⅲの問題演習をしながら、数ⅠAⅡBの復習も同時に行って、バランス良く学習することが大事だと感じました。

 二次直前に過去問をたくさん解いたことで、名大の入試問題に対応する力がついたと思います。

 

・物理

 3年生になった当初は物理の事象に対する考え方が不足していて、問題を解いても解き方が全然違っていたこともよくありました。塾に通い始めて、物理の考え方がわかるようになり、さらに問題演習を行う習慣がついたことで次第に物理はできるようになっていきました。

物理は10月から塾で過去問を解き始めました。名大だけでなく、京大などの過去問に時間を意識しながら取り組んだことで、入試問題に慣れることができました。

 

 

◆後輩にひとこと。

 

 1.本番では、焦らず、問題文をじっくり読むことをお薦めします。

2.過去問を初見で解いたとき、全然解けなかったとしても、落ち込むことはないです。復習して解けるようにすれば大丈夫です。

3.夏休みは忙しい人も多いと思いますが、なんとか時間を作って、勉強をした方がよいです。夏休みの頑張りが合否を分けるというのは、本当だと思います。

 

 

◆受験を通して学んだこと。

 

 こつこつ勉強すること、ぎりぎりまであきらめないこと、大学に合格したいという強い意志を持つことの大切さや、周りに自分を応援してくれている人たちがいるということを学びました。

 

 

◆安田塾に通って。

 塾に通うまで苦手な物理をどのように勉強していけばいいかわりませんでしたが、塾で物理を基礎から教わったことで、物理が得意な科目へと変わっていきました。

また、入試直前には不得意な問題(「近似を用いる問題」など)を先生がピックアップしてくださったおかげで、対策をすることができました。

塾に通っていなかったら、物理の考え方が曖昧なままで、きっと成績は上がっていなかっただろうと思います。

 

 

Hさん 浜松医科大学(医学部医学科)、愛知医科大学(医学部医学科)

 問題集をいつどれだけやったかに注目して読んでみてください。

 

【数学について】

 2年生までの数学の勉強では、「体系数学(学校問題集)」を2回から3回やりました。学校教材の他に自分で買っていた「チャート」はあまりやれませんでしたが、もう少しやっておけばよかったと思っています。

3年生では、数学の学校問題集の「スタンダードⅠA・ⅡB」と「クリアⅢ」を定期テストに向けて勉強しました。後から考えると、これらが受験勉強の中でも多くの比重を占めていました。

 スタンダードはⅠA・ⅡBの問題集です。基本問題とA問題・B問題から構成されています。B問題は難しく一人ではなかなか進まないこともあり、A問題ばかりやっていました。B問題は結局1回やっただけでしたが、それとは対照的にA問題はできるようになるまで2,3回はやりました。

 スタンダードのB問題についてですが、総合大学の医学部では典型的な問題が出るので、これから勉強する人は、私には難しかったB問題までもやっておいた方がよいと思います。しかし、浜松医科大学のような単科大学では、問題の傾向が偏っていてB問題は入試問題とはマッチしていないことが多いので、そこまでやらなくてもよいのではないかと思いました。

 A予備校にも通っていましたが、高校2年まではA予備校のテキストを授業の時に1回と復習で1回、計2回やっていましたが、高校3年では予備校の授業の時に1回やるだけでした。

 数学の受験勉強としては、以上の他にはほとんど過去問を解いていました。後述しますが、私の受験勉強の中では過去問が大きなウエイトをしめていました。

 

【物理について】

 物理は2年生までは、定期テストごとに「セミナー(学校問題集)」をしっかりとやりました。2回から3回はやりました。セミナーのおかげでこの時期にかなりのことを覚えることができました。

物理はB予備校で学校の授業よりも先に進めていましたが、それでも学校の定期テストの時にはまず教科書を読んでから、セミナーに出てくる例題や問いを1回ずつ解いていきました。しかし、学校の授業などでやっているにもかかわらず、教科書だけではわからないことも多く、そんなときには「宇宙一わかりやすい高校物理」がとてもわかりやすく役に立ちました。

 長期の休み後の学校の実力テストの時には、テスト範囲をセミナーでもう1回全部やり直しました。物理の実力テストは習ったところが全部範囲になっていることがほとんどでしたが、この時に習った範囲までをすべて勉強し直したことにより、しだいに基本事項が身に付き、基本的な問題を解くスピードがアップしていきました。

 3年生になり1学期の間は同じようにセミナーをやりました。それに加え「物理のエッセンス」も1回解きました。「重要問題集(学校問題集)」は定期テストの時に勉強しましたが、始めたのは夏休みからでした。夏休みに習った範囲まで1回やり、2学期にもう1回やり直しました。夏休みには安田塾で重要問題集をみてもらいました。

 物理も数学と同様に、これらの他はほとんど過去問を勉強していました。

 

【センター試験に向けて】

 センター試験の勉強は学校の定期テストが終わった12月15日から始めました。もう少し早く始めたかったですが、定期テストがあり仕方がありませんでした。

 数学は、「河合塾と駿台のマーク問題集」、物理はそれらに加えて「代ゼミのマーク問題集」もやりました。問題を解く時間は60分ではなく、数学は50分、物理は45分に制限してやりました。

 定期テスト終了からセンター試験まで1カ月ほどしかなく時間に余裕がなかったため、物理・数学とも、マーク問題集を1日に1冊解くというかなりハードな勉強をしていました。数学は7回分あったので1日1冊やるのはかなり大変でしたが、楽しかったです。

 これらの問題集をやるのと並行して、数学は「単元別にセンターの過去問」をやっていました。ある単元を選んで10年分くらいその単元をさかのぼり、また別の単元に移っていきました。1日1冊マーク問題集をやっている時などに、気分転換に単元別の勉強を過去問でやっていました。

 物理はマーク問題集の他は、「物理基礎・物理とも教科書」を読んで例題や問いを解いていきました。熱以外の分野はすべて教科書を見直しましたが、光学など特に知識分野の復習に教科書はとても役立ちました。

 物理はマーク問題集の他に、「センター試験の過去問」もセンター試験直前に2年分やりました。

 英語・国語はマーク問題集はやらずに、「センター試験の過去問」だけ10年分やりました。

 

【過去問について】

 2次試験・私大の過去問は3年生の8月から始めました。

2学期の間(9月から11月)はこの時期での国公立大学の志望校と愛知医科大学の過去問をやりました。国公立大学の過去問は英語・数学を7年分、物理は5年分くらい、愛知医科大学は数学・物理ともに2年分をやりました。

 センター後には愛知医科大学の過去問を更に5年分勉強しました。愛知医科大学では物理・化学では過去問と同じような問題が出るのでとてもためになりました。

 愛知医科大学の入試が1月下旬に終わった後には、受験することになった浜松医科大学の過去問を10年分やりました。

 私の場合には、高校の勉強以外では「過去問」が受験勉強中盤から私大・2次試験までの中心的な問題集になっていました。

 

【入試本番】

 浜松医科大学や愛知医科大学の本番では、数学が難しくてあまりできなかったですが、物理・化学でだいぶ得点を稼ぎました。

 

【私の受験勉強】

 私は長期計画が立てられませんでしたが、目の前の学校の実力テストや定期テストをつぶしていくことで、いつの間にかできるようになっていきました。その他には、やはり過去問をしっかりとやったことが大きかったと思います。

 

【安田塾では】

 安田先生と一緒にやると勉強の進みがよく、夏休みの物理の重要問題集は先生のおかげで習った範囲まで終わらせることができました。毎回残った問題が宿題になり、それがよいペースメイカーの役割になっていました。

 塾の時間の中で、「チャート」や「宇宙一わかりやすい高校物理」などいろいろな問題集を見せてくれたのもよかったです。授業中に説明のために開いてくれるページが、以前自分が勉強したページと同じことが多く、そこをもう一度見ることで改めて内容が定着したりしました。

 

 自習塾があったのもよかったです。

 

Gくん 岐阜大学 工学部情報工学科

【数学について】

 1・2年の時(入塾前)は、学校の課題をしっかりとやっていました。それ以外には、「黄チャート」の例題を学校の課題で1回解いたあとに、自分でもう1回解き直していました。

 

 3年生の5月に安田塾に入ってから、「数学の点数が面白いほどとれる本」(黄色い本)を夏休みまでに終わらせました。「数学の点数が面白いほどとれる本」は基本がわかるのでよかったです。センターの当日も持っていきました。

 夏休みにやった「坂田アキラの数Ⅲの微分積分」は、時間がかかるのできつかったです。もっとコンパクトに微積を勉強したかったです。(安田先生→「国公立レベルの人は黄色い本の数Ⅲの方がよかったでしょう」)

 2学期の初めからは、「チョイス」と「河合塾2017年度版大学入試攻略数学問題集」をやりました。「河合塾2017年度版・・・」は、2016年の入試問題で構成されている問題集ですが、初めに一通り解いて入試問題に慣れていきました。ⅠA・ⅡBの問題を先にやり、それから数Ⅲをやりました。2回目はわかる問題はとばして難しそうな問題だけをやっていきました。

 「チョイス」は先生が選んでくれた問題を3回ぐらいやりました。微分と極限は、先生のチェックのないところも全部解きました。

 センターは12月から「マーク問題集」で問題に慣れていきました。

 

 数学はただひたすら解きました。自分で説明できるようになるまで、納得のいくまで問題を解いていきました。

 2次の入試当日は苦手意識が強かった複素数平面ができなかったことが残念です。

 

【物理について】

 「物理のエッセンス」を安田塾に入塾してから6・7月に1回解き終えました。好きだったこともあり、とても速いペースで進めることができました。まず説明を読んでから問題を解くという順序で進めました。物理は好きなので、問題を解くのも面白く、速いペースで進めることができ、内容も十分に吸収していくことができました。「物理のエッセンス」はいいと思います。わかり易く、解説を読み問題を解いていくうちに内容が自然と身に付いていきます。

 夏休みには「エッセンス」の2回目を終わらせ「良問の風」に進んでいきました。「良問の風」は問題数が少ないので早く終わらせ、続いて「名問の森」を解いていきました。2次試験の前には苦手分野を中心にたくさん「名問の森」を解きました。苦手分野は全部の問題をやりました。その他に全範囲を通して本に記されている赤印の問題をやっていきました。

 塾でも2学期は苦手単元をやっていったので、次第に苦手単元を克服できるようになっていきました。

 物理は解き方を知っているかどうか、公式を知っているかどうかがスタートラインです。そして、それらをどこで使うかを覚えておくことがとても大切です。絶対に覚えておきましょう。

 

【後輩に言っておきたいこと】

 D判定でも、あきらめないことが大切です。また、得意科目があることがとても大切です。得意科目があると自信が持てます。得意科目で点数を取ってやろうと思えば、頑張れるし行きたい大学に行けます。僕の場合は数学・物理が得意だったので、この2教科は2次試験で8割取ってやろうと思って勉強していました。D判定でもボーダーを大きく上回る点を取ってやろうと思いながら勉強をしていました。実際物理は8割あったと思います。

 安心してはいけないということも言っておきたいです。名城大学を受験した時に、1日目でできていたので、2日目は安心して全部解き切らない問題もありました。これはとてもいけないことだと反省して、2次試験の当日はどんなに良くできても絶対に安心してはいけないと思って受験していました。逆に、岐阜大学を受験する人の中には安心して失敗する人もいるだろうから、D判定でも自分は頑張るぞと思っていました。 

 

 

Fさん 筑波大学 情報学群 知識情報・図書館学類

 2年生の冬休みから安田塾で「数学の点数が面白いほどとれる本」(黄色い本)を始めました。3年生の5月ぐらいまでに「数学の点数が面白いほどとれる本」とその補助プリントのテストを終わりました。これでⅠAⅡBの基礎がかなり身に付きました。

 この後夏休み前までは、センター試験の過去問を解きました。この時期には過去問であまりよい点は取れませんでしたが、直前に過去問をやるよりもこの時期にやっておいた方が傾向や難易度があらかじめわかってよかったと思います。 

 センター試験直前には河合や駿台のセンター試験予想問題集をやりました。過去問で傾向や難易度がわかっていたので、この時期には過去問ではなくセンター試験予想問題集を時間を測ってたくさんやったのはよかったです。しかし、センター形式の問題は時間の制限が厳しいことと、誘導があって他の解き方ができない点など、自分にあっていなくて苦手意識がありました。センターの勉強をしていた期間中は「メジアン」(2次対策用問題集)など2次のための勉強ができなかったのもつらかったです。センターの勉強をしていた期間の間にせっかく覚えた「メジアン」の問題をだいぶ忘れていたことが、とても残念でした。

 2次試験は試験時間が2時間と解く時間が多かったので、センター試験よりよかったです。2次試験の当日は第1問の初めの方で計算間違いをして、すべて違っていたことにあとで気が付き全部やり直しました(大問2問の出題)。やり直す時間がぎりぎりあり、第1問の小問3問のうち2問が正解でよかったです。第2問は自分の得意な数学的帰納法が出ていたのがラッキーでした。第2問はすべて正解で、全体で8割以上取れていました。逆に得意な世界史で点を落としてしまいましたが、その分を数学で挽回することができました。

 3年生の時の学校の問題集「キートレーニング」はテストの前に何回も勉強していました。これもよかったし、ためになりましたが、「キートレーニング」のB問題は凝った問題が多く筑波大学の試験では出ないかなという感じでした。

 安田塾で使用した二次対策の問題集「メジアン」は夏休みから始めました。夏休みから2次試験まで、継続して「メジアン」を勉強していたことはとてもよかったです。基礎的で普通の問題が載っていることがよかったです。「メジアン」の問題はほぼ全部覚えたと思います。1・2回目にチャックを打ちながら全問解き、5~6回ほど繰り返し解いた問題も多くあります。逆に、塾でやる予定だった2次試験対策用の2冊目の問題集「良問プラチカ」は2次試験までの時間の関係上まったく勉強しませんでした。

 

 安田塾は宿題が多くでていたことがよかったです。「メジアン」や「数学の点数が面白いほどとれる本」など自分ではたくさん進められないものを塾の宿題として強制的にやれたのはよかったです。

 2年生の時にはテストのかなり前から塾とその宿題で学校の問題集をしっかりと勉強していました(2年生の春に入塾)。塾に入る前のようにテストの前に慌てて学校の問題集をやることがなくなりテスト結果もよくなりました。

 

 後輩に言っておきたいこと。

 一つ目は、英語にも言えますが数学も基礎をたくさんやった方がよいということです。

 二つ目は、自分にとってやりごたえのある教科をやった方がよいということです。文系では英語・国語を選択している人が多いですが、私は国語ではなく数学・世界史を取っていました。数学・世界史は自分にとってやりごたえのある教科です。数学は解けると面白いし、世界史は好きな教科でした。手ごたえがあると勉強が進んでいくと思います。

 三つ目は、最初に科目を限定しすぎない方がよいということです。後で志望が変わることもあり、後で身動きが取れなくなることもあるからです。

 後輩の皆さん頑張ってください。

 

 

Eさん 大阪大学 経済学部

入試勉強の経緯 図表 横田さん 大阪大学経済学部

 

 チャートについてです。

 塾の宿題で、1・2年生の間はチャートの例題とEX(エクササイズ)の奇数番号をやりました。EXもしっかりと勉強していましたが、とくに例題をこの時期にしっかりと勉強しておいたことが後の受験勉強で役に立ちました。3年生になり勉強を進めていくにつれて、チャートの例題に当てはめればいろいろな問題が解けることが分かってきました。3年生の時にはチャートの目次の中でよく理解できなかった単元にチェックを入れ、例題とその下の練習を何回もやり直しました。

 

 センター対策についてです。

 センターの過去問は夏から秋にかけてやりました。問題をよく読んでいなかったこともあり、初めは30点ぐらいしか取れませんでした。12月からは河合塾・駿台のセンター予想問題集を始めました。間違えた問題を5回ぐらいはやりなおしました。3回目まではしっかりと解きましたが、4・5回目はパッと見て分かれば終わることも多かったです。センター予想問題集のやり直しは、他の勉強をしている合間にしていました。それほど時間はとられませんでしたが、予想問題集のやり直しは、ⅠA・ⅡBの穴をなくすのにとても役立ちました。数学はⅠA・ⅡBとも12月には7割ほどしか取れなかったのに、センター試験本番では自己最高の90点台を両方ともとることができました。

 

 数学の2次試験は簡単でほとんど満点でした。ほかの人もほとんど満点で差はつかなかったように思います。せっかく塾の2次対策や過去問・添削などで実力が付いたのに数学は問題が簡単でもったいない感じがしました。

 

 3年生のときには通信添削もやりました。添削の問題をやる前に、事前問題を2回解くようにしていました。1回目は軽く目を通すだけにして、2回目にしっかりと解くようにしていました。センター後にもう1回事前問題のやり直しをしました。添削そのものの見直しはセンターの前と後にしっかりとやりました。

 

 夏には受験サプリのセンター数学ⅠAとⅡBをやりました。これで問題の解き方や計算の仕方がある程度分かりました。

 

 塾はよかったです。家で勉強していてわからなかった問題を質問できることが特によかったです。また、センター前に予想問題集以外のことは塾でしかやっていなかったですが、その時にやったベクトルと数列がためになりました。他にもいろいろ良かった点はあると思います。

 

 私はセンター試験で9割近く取れましたが、センター試験で点数が取れると安心できます。後輩の皆さんも頑張ってください。

 

 

Dくん 名古屋工業大学 理工学部 生命応用化学科

 

【受験勉強で大変だったことは?】

 全部が大変でした。しかし、苦手なところをやるのが特に大変でした。物理は苦手で、やりたくありませんでした。

 大変だったことではないですが、2年生の頃に勉強習慣ができていればよかったと思います。受験勉強を始めたころは一日勉強することに耐えられませんでした。

 

【大学受験が終わった今、自分の受験勉強にどんな感想・気持ちを持っていますか?】

 (自分は)がんばったな!とにかく、がんばった!いい経験でした。

 

【後輩に一言。】

 あきらめないこと。前期試験が不合格で私立大学に行くのはもったいないです。あきらめずに後期試験も受けるべきです。

 

【安田塾はどうでしたか?】

 よかったと思います。いろいろ助けられました。2年生の時も助かりましたが、受験勉強を始めてからの安田塾もまた良かったです。おかげで、入試当日の数学に得意意識を持って臨めました。

 

【2年生の安田塾はどうでしたか?】

 部活が終わるまでは、練習が大変だったのでいつも眠たかったです。しかし、眠くても2年時に安田塾で数学をやることができてよかったです。「何もやっていなかったら、まずかっただろう」と思います。安田塾ではアドバンス(高校問題集)をやることで演習量を増やすことができたし、教科書の勉強では高校でやった内容をもう一度やることができ暗記につながりました。さらに安田塾での教科書の学習では、高校で教えてもらえなかった公式の成り立ちが分かったり、公式をその場で作れるようになったりもしてよかったです。また、特に2年生の時に黄色い本(数学の点数が面白いほどとれる本)をやっておいたことはよかったです。

 

【黄色い本(数学の点数が面白いほどとれる本)とベーシックスタイルはどうでしたか?】

 黄色い本(数学の点数が面白いほどとれる本)は良かったです。2年生の頃には自分のレベルにちょうどあっていました。3年生になってから夏休み前までに、黄色い本(数学の点数が面白いほどとれる本)を何度もやり内容を定着していきました。ここで基礎ができたので、夏休みに問題をやりまくった時に実力を伸ばすことができました。自分の経験から、センター試験は黄色い本(数学の点数が面白いほどとれる本)で十分に対応できると思います。

 高校の問題集のベーシックスタイルは2回やりました。基本的な問題を網羅しているところが良いですが、これだけでは演習量が足りません。次に勉強したチョイスで二次試験のための実力がついていきました。

 

【部活が終わって】

 部活は5月上旬に終わりました。このころにはすでに周りの人も受験勉強を始めていて、自分も勉強をしたくなっていたところでした。丁度いいタイミングで部活が終わりました。この時点でモチベーションはとても高かったのですが、何をやったら良いのかが分からなくて、某予備校では与えられた内容を進めるだけで、数学以外の教科では無駄なことも多くしていました。安田塾の数学では、やることがハッキリと分かっていたのでよかったです。

 

****D君は夏休みに猛勉強をしていましたが、話は一気に大学入試センター試験直後に移りました。後期試験で合格したD君にとって、センター試験直後から後期試験の合格発表までは、気持ちが大きく上下に変動し、受験の中で最も大変な時期でした。****

 

【センター試験後から前期まで】

 横浜国立大学を第一志望にしていましたが、大学入試センター試験の得点が伸びずに第2志望の名古屋工業大を前期・後期ともに受験することにしました。レベルを下げたので楽になった感じがしました。そのせいか少しモチベーションが下がったような気がします。名古屋工業大の受験は「いける」気になっていましたが、安心から「心にスキがあった」ことも確かです。

 

【前期受験から発表まで】

 自分では前期試験はできた気がしたので、合格するつもりでいました。少し不安があったので、「勉強はしよう」とは思っていました。しかし、センター試験後と同じようにモチベーションが少し下がっていました。この時期は、数学Ⅲを新たにやることで気合を入れてモチベーションを上げようとしました。数学Ⅲの微分積分はしっかりと勉強することができました。しかし、化学はモチベーションが上がらずあまり勉強しなかったし、数学ⅠA・ⅡBの勉強もあまりやりませんでした。前期・後期ともこれらの教科をもう少しやっておけばよかったと思います。勉強に偏りがありました。

 この時期、某予備校の自習室の人数が前期試験の後には3分の1に減ってしまい、ここでもモチベーションを維持するのが大変でした。しかし、勉強に偏りはあったものの、こういった状況の中でもポジティブに考えることができたせいか、ソコソコがんばれました。

 

【前期の合格発表から後期まで】

 発表当日はめちゃくちゃ落ち込みました。前期は不合格でした。先生に合わせる顔がなく某予備校には行かずに、雨に打たれ自転車で30分の道のりを家まで帰りました。母に何か言われましたが何も覚えていません。とりあえず勉強はしましたが、何をしたのか分かりません。発表の翌日には「(後期の名古屋工業大は)無理かな。もう諦めよう。」と思ってしまいました。しかし、とりあえず某予備校には足を運び勉強だけは続けました。発表の二日目の半分くらいからまた勉強をがむしゃらに始めました。合格最低点が低かったことと、私立大学に人が流れて倍率も減ることが分かり、モチベーションがまたわいてきました。この日からの三日間はこれまでの人生で一番勉強しました。明治大学に合格していなかったこと、立命館大学には絶対に行きたくなかったことも、この時の勉強の原動力になりました。明治大学に合格していたらきっと、この時点で後期をあきらめて明治大学に決めていたでしょう。

 

【後期受験から発表まで】

 後期試験はかなりの手ごたえがありました。今までの試験の中で一番良くできて、「これだけできて落ちたらしようがない」と思い満足感に浸りながら家まで帰りました。

 必死で試験を受けていたので試験中のことは何も覚えていません。ただ、前期の数学では計算に手間取ってしまったので、後期では最大限の集中力で問題を解いていきました。詰まったらすぐに飛ばし、最後まで行ってから飛ばした問題に戻りました。

 前期では試験中に自信がなく不安でした。自信なく試験に臨むのは良くありません。この教訓を生かそうと、後期では自信を持って問題に臨むようにしました。その結果、問題に集中でき底力が出ました。気合がものすごく入りました。「もう、気合です。」

 前期の試験後には、答え合わせをして合格点が取れたと思っていましたが不合格でした。後期では答え合わせはせずに発表を待つだけにしました。合格発表はネットで10時5分前に見ることができました。5分前なので本物の合格発表だとは思わずに見ていましたが、もう一度確認すると本物で、家族全員で飛び上がって喜びました。

 

 

Cくん 山形大学 工学部 機能高分子学科

 

【大学受験が終わった今、自分の受験勉強にどんな感想・気持ちを持っていますか?】

 自分の受験勉強を振り返ってみて言えることは、「得意科目を作ることが大切だ。」ということです。もっと意味を広げて「勉強でも運動でも何でもよいので自分の得意とするものを作っておくことが大切だ。」と思います。センター試験で、英語・社会は全く点数が取れずにやばかったですが、数学・化学のおかげで、日大にはセンター利用で合格することができました。さらに、山形大学の2次試験でも、得意な数学・化学の配点が高く、逆に苦手な英語・社会の配点が低かったため合格することができました。得意なものがあると何とかなります。受験を通じて「得意なものを作っておくことはとても大切なことだ。」ということを学びました。

 

【どうして薬学部から工学部へ進路を変更したのですか?】

 12月に入り、このまま薬学部にこだわっていたら、(英語はできないし)「どこもいけないのではないか」という危機感がありました。(薬学部では英語が必ず必要です。)そんなとき、年末年始の高校の補習で、数学の先生から「お前は医療系には向いていない。工学系の方が向いている。」と言われ、薬学部から工学部に進路を変更しました。大学入試センター試験では、苦手な英語は悲惨な結果でした。センター試験を受験後に、「浪人しても来年もまた英語は同じような結果になるのではないか」と言う怖さを感じました。「このまま浪人するのは絶対に避けなければ」と思うと共に、進路の変更は正しいと確信しました。(数学Ⅲはやっていたので教科的には問題はありませんでした。)

 

【部活と塾について】

 高校では定時の授業後の2時間に追加の授業や補習があったので、それには必ず出るようにしていました。補習後の部活は7時には終わっていたので、予定通りなら8:30の安田塾に間に合うはずでした。しかし、いろいろとイレギュラーなことも発生し、安田塾を休むこともしばしばありました。授業や補習のために部活には2時間ほど遅れることもよくありました。上手な人もたくさんいたこともあり、残念ながらサッカー部のレギュラーにはなれませんでした。

 

【部活終了から11月まで】

 部活が終わって、「次は勉強かな。」という感じで受験勉強を始めました。まず英語の勉強から始めました。この時は単語を中心にやり、成績が少し伸びました。しかし、その後、数学・化学の勉強を本格的に始めた時には、「このうえ英語も勉強することはとても無理だ。」と思い英語の勉強をあまりしなくなりました。8月上旬にはまた英語の勉強をかなりやりましたが、それ以外の時期は数学と化学ばかり勉強していました。夏の高校の三者面談で「化学を中心に勉強しろ」と言われ、それからはズーッと化学ばかりやるようになりました。9月か10月からは少しだけ続いていた英語の勉強も自然としなくなってしまいました。

 10月まで「ガーッ」と勉強したものの、10月11月はそれまでの反動で勉強量が減ってしまいました。何だか疲れてしまい、集中力がもたなかくなっていきました。やろうとしてもできない状態になってしまいました。

 

【12月からの受験勉強は?】

 12月からセンター演習中心の勉強になった時にまたやる気が復活してきました。時間を測り、問題を解くことが中心の勉強法は緊張感があり自分には合っていたようです。この流れで、私立大学の勉強も主に過去問を中心に進めていきました。過去問を、時間を測って解いている時には集中できるので非常によかったです。

 

【センター試験後から2次試験までの勉強】

 国立大学の2次試験までも、やはり過去問を中心に勉強しました。時間を測って問題に取り組むと集中力が途切れることなく何時間も勉強できました。2次試験本番では、数学は小問の複素数ができなかった他はほぼできました。化学の方が、少し出来が悪かったですが、合格できたのですべてに満足しています。

 

 

【安田塾の数学はどうでしたか?】

 安田塾の数学では、黄色い本(数学の点数が面白いほどとれる本)がよかったです。忘れていた公式や、知らなかった公式(分散など)を覚えられたこと、ひとつひとつのパターンに問題があり、その問題でパターンを覚えることができたことが、黄色い本(数学の点数が面白いほどとれる本)では非常に良かったです。受験日には確認のために会場まで持っていきました。また、センター用と書いてありますが2次試験でも役に立ちました。数学Ⅲは黄チャートをこの本の代わりに使っていました。

 安田塾の数学は黄色い本(数学の点数が面白いほどとれる本)も含め、とても役に立ちました。高校の定期テストでも役に立ったし、大学入試センター試験、国公立大学の2次試験でも安田塾で教えてもらったことが役に立ちました。さらに、化学も塾でやってくれたらよかったと思います。

 

【安田塾の物理はどうでしたか?】

 安田塾の物理はためになりました。3年生の高校の定期テストも安田塾のおかげで何とかなったし、教材も分かりやすかったです。しかし、受験期には物理の勉強時間が少なかったため、力学以外の分野はあまりできるようになりませんでした。

 

【高校の数学教材はどうでしたか?】

 高校教材のオービタルは、答がない状態で予習していったことがとてもためになりました。難しくて予習するのは大変でしたが、このおかげで多くの問題を覚えることができたし、成績も上がり、模試でも数学の点が取れるようになっていきました。他教科の授業中にもオービタルの問題を考えていることがよくあり、答がなかったために問題をとことん考え抜くことができました。高校教材(オービタル)の2ndの問題は見ただけでまったくだめでしたが、1stは答なしの予習がとてもためになりました。

 

【化学の受験勉強はどうでしたか?】

 化学のマーク模試は問題にもよりけりですが、初めのころに30点ぐらいしか取れなかったのが、大学入試センター試験までには50点ぐらいまでとれるようになりました。論理と無機は最後まで全然だめで得点にぶれがありましたが、有機は安定して得点できるようになりました。大学入試センター試験の後に教科書などを見直していると、1・2年の時に分からなかったことが理解できるようになっており、自分では「まあ、ここまで理解できてできるようになっているのでよいのでは。」と思っています。

 

 

Bくん 名城大学 工学部

【安田塾に来てよかった点と受験勉強で大切だと思うことを教えてください。】

「苦手なところが克服できたこと」が安田塾に来てよかった点です。数学では「ベクトル」と「数列」が今思うと恥ずかしいほどできませんでした。それが安田塾に来て、そこだけを集中的に勉強したおかげで、ずいぶんとわかるようになりました。特に、夏休みの夏期講習では、4時間を5日間、おもに「ベクトル」を中心に徹底的に勉強したことが苦手克服の大きな原動力になりました。

 

僕は、1・2年生の時には、苦手なところから逃げていました。これではいけません。苦手なところから逃げるような受験生は成功しないと思います。そこが受験では一番大切なのではないでしょうか。

 

苦手を克服することに加えて、自分の苦手なところを見つけることも受験ではとても大切なことだと思います。安田塾は苦手なところを徹底的に教えてくれます。自分の苦手なところが見つかった後に数学の実力が伸びました。

(安田塾では、本人の苦手なところがどこかということも指導しています。)

 

【センター試験では物理で8割以上得点できましたね。】

センターの物理がよくできていたのは、「教材がわかりやすかったこと」が一つには挙げられます。しかし、自分でも何となくできるようになった感じで、「何がよかった」とはっきり言えません。冬期講習を通じて何となくできるようになっていったのは確かです。

 

【大学について一言。】

名城大学になりましたが、希望していたところでもあるのでこれでよかったとも思っています。大学に入ったらまずは、赤点を取らないように頑張りたいです。ぎりぎりで入ったから頑張らねば!

 

 

お母様から

 

安田塾の授業が終わった後に迎えの車の中で、「あっ、という間の2時間だった。」と言っているのを何度も聞いて、本当に集中しているのだなと感じていました。夏期講習の時には続けて4時間の授業がありました。車で迎えに行くと、「まずトイレに行きたい」とよく言っていました。「トイレに行くのも忘れて集中しているのか」と、この時も毎回感心していました。この1年の間、このように安田塾で集中して勉強をしていたことが、親として一番うれしいことでした。

 

息子が塾に行くのを嫌と言ったことは一度もありませんでした。こんなことならもっと早く安田塾に行かせていればよかったと思います。2年生の時から通わせたかったです。

 

名城大学にはぎりぎりで合格しています。入学したらまずはついていって欲しいのは当然ですが、4年後には今よりランクの上の大学の院に行ってもらいたいと考えています。入学後も頑張って勉強を続けていってもらいたいです。

 

Aくん 三重大学 生産資源学部

【大学受験が終わった今、自分の受験勉強に対してどんな感想・気持ちを持っていますか?】

 1年生の頃には家族の中で僕が国立大学に行けるとはだれも思っていなかったのに、三重大学に合格できました。1・2・3年すべてを通じて、あの頃はあれが精いっぱいでした。自分なりにはその時の全力でやっていました。「きっちりとやりきった」という感じです。結果もよかったし、それで十分だったと思います。

 

 後輩たちには、「きっちり」と、この受験をこなしてほしい。うまくいってもいかなくても、そうすれば何かあるはずです。「きっちり」とやりこなす、「きっちり」とやり切ることが大切です。

 

Aくんの造語:「受験体力」= 勉強を意気込んでやる気力のこと。

大学受験で大切なことは、

受験体力を身につけること。

勉強一直線になること。

そして「きっちり」とこなすこと。

 

【安田塾に入ったきっかけは?】

 1年の2学期の期末テストでひどい点数を取ってしまいました。「数学だけはやっておいた方がよい」という親の勧めもあり、冬休み前から安田塾に通い始めました。塾に入り、定期テストで「数列の単元」では良い点数が取れましたが、そのほかの単元では40点~50点しか取れませんでした。しかし、数学を教えてもらっていなかったら、定期テストでは赤点続出だったと思います。当時はまだわからないことも多く、そのまま丸覚えしていたことも多かったので、定期テストで数字が変わり、うまくいかなかったことも多かったです。ただ、数学のテスト対策としてアドバンス(学校問題集)の問題をテスト前に絞ってもらえたのは、自分では絞ることはできなかったので、とてもよかったです。

 

 それから約1年が過ぎ、冬休みから某予備校に入り、受験勉強、復習が始まりました。安田塾と某予備校との掛け持ちで、特に大変だったことはなかったし、デメリットもありませんでした。

 

【夏休みについて】

 夏休みは、朝の8時から食事をはさんで夜の8時か9時まで某予備校で勉強しました。家では勉強をほとんどやらない僕ですが、この時期に毎日10時間ほど勉強したことにより、勉強習慣ができました。このころには、塾で勉強し、家ではマンガとパソコンをやる、というように切り替えがうまくできていました。実際のところ家で遊んでいなかったら、もたなかっただろうと思います。家で勉強をするのが本当の姿だとは思いますが、僕にはできませんでした。家でできる人をうらやましく思います。

 もう少し夏休みの話です。この時期に何をやればよいのかはわかっていたので、やればよかったのですが、やるのはつらかったです。勉強が嫌いだったので、勉強一直線になるために塾の自習室にこもりました。某予備校で模試10年分2回、丸一日こもりきりの生活で、「勉強一直線」ができるような変化が夏休みを通じて起こってきました。

 

【学祭の時は?】

学祭のときはリズムが崩れました。しかし、勉強習慣はできていたので何とか勉強し続けることはできました。

 

【センター直前の不安はどう解消したか?】

 3日前が一番緊張しました。がちがちに緊張していたし、不安でした。この時はともかくガンガンに勉強し、勉強で気を紛らわし、不安なことを考える時間を作らないようにしていました。受験を通してこの時ほど集中して勉強した時はありませんでした。すごくやっていたので、この時を超えるような勉強はもうできないと思います。

 

 センター試験の3日前はとても緊張していました。しかし、それと比べると前日は開き直って緊張感は少なかったし、いい感じでした。

 センター試験当日はテストが始まる前や後に、当日しか味わえない緊張感がありました。あの緊張感は、もう二度と経験したくないです。しかし、テストが始まってしまえば、模試をたくさん受けていたので、いつもと同じことでした。センター試験の緊張感は、本番の数日前からも含めて、もう味わいたくないです。

 センター試験の結果は実力がそのまま出ました。いつも、不特定な教科が良かったり悪かったりしていましたが、合計点数だけはだいたい安定していました。7割取るつもりで受験しましたが、終ってみれば65%とやはり実力通りでした。

 

 センター後はすぐにやる気が落ちてしまいました。あれだけの集中度合いは、もうそれ以降では不可能でした。しかし、落ち着いて勉強できるようになっていました。センター試験の時のように、問題をあせってやる必要がないもので落ち着いてやれたのでしょう。

 

【2次試験の出願について?】

 2次試験の出願をした時期は、不安でいっぱいでした。センター試験後の2次の受験校調べでは、倍率などに駆け引きもありました。自分の学科の倍率が下がっていたのは思いもよらないラッキーなことでした。2次の受験校を調べるのに手間取り、時間を取られましたが、ともかく何とか私大の勉強は続けるようにしていました。

 

【私大の勉強はどうでしたか?】

 センター後は2教科に集中できたこともあり、この時期に数学が一番伸びました。私大の勉強はセンター後に始め、3大学の過去問を3年分ずつやりました。この時期はこれだけしか勉強できませんでした。過去問をやることにより苦手単元をみつけ、該当するところを数学の教科書で徹底的に復習していきました。この時期には安田塾で難しい問題をやっていましたが、それもよかったです。

 

【私立大学の入試はどうでしたか?】

 私立大学受験で「2日受験、1日休み、4日受験」のパターンは他の人にはお勧めしません。4日間はきつかったです。

 しかし、僕の場合はたくさん受けてもプラスが多かったです。私立大学を受けた後にすぐにその問題の中からできなかった単元を教科書で復習しました。入試を利用した、「苦手単元を探し出して復習する」この方法は自分にはとてもあっていました。数学と化学をこの方法でやりましたが、特に理科はこの方法が有効だと思います。この時期はこれのおかげで実力が伸びました。

 私立大学受験はセンターと違って、満点は無理だしという開き直りがありセンターよりも緊張はしませんでした。私立大学は3校とも合格しました。

 

【2次試験はどうでしたか?】

 三重大学の過去問は7・8年分やりました。やはり過去問を解いて苦手単元を特定し、教科書とアドバンスB問題(学校教材)で復習しました。この方法は弱点箇所だけを効率的に復習できとてもよかったです。

 

 数IIIは受験に必要がなかったので、学校の数学Ⅲが数学IA・IIBの勉強を進めていく邪魔になりました。しかし、三重大学の2次試験の過去問を見ると数学IIIがIA・IIBとの選択問題になっていて、数IIIの方がかなり簡単な出題になっていることがわかりました。(センター後に初めて三重大学の問題は見ました。)教科書レベルだなと思い、2次試験の前には数IIIの教科書を復習しておきました。そしたら、大問のひとつに教科書そのままの問題が出ました。数IIIのその問題に対応する数IIの積分の問題はかなり難しそうだったので、数IIIで受験してかなり有利だったと思います。学校の授業で数IIIをやっておいて本当によかったです。おかげで、難しかった数列の問題以外はだいたい解けていたので、数学は7割ぐらいあったはずです。

 

【合格発表の日はどうでしたか?】

 化学の出来があまり良くなかったので、かなり心配で、第一志望が落ちれば第二志望も落ちるだろうと思っていました。合格発表の日にネットで下から見ていくと、第二志望の受験番号を見つけたので、第一志望も受かっているだろうと思いながら、少し上まで見ていきました。しかし、第一志望の受験番号がありません。その時、第二志望で受かったことがわかりました。今は、第二志望でも「そこにやりたいことがある」ので、これでよいと思っています。

 

【安田塾でよかった点は?】

 一人だったら何をやればよいのかよくわからなかったところを、教材を絞ってくれた点が非常によかったです。図書館や本屋さんでは本が多すぎて、何をやったらよいのかわからなくなります。僕には絞ってもらえたことが、とてもありがたかったです。

  

 教材の中では、ベーシックもよかったし、黄色い本(『数学の点数が面白いほどとれる本』)もよかったし、安田先生のプリントもよかったです。黄色い本はセンター用と書かれており、内容も基礎中の基礎のはずなのに、2次でも十分に使えました。数学の受験勉強の初めに、黄色い本(『数学の点数が面白いほどとれる本』)を使った復習はとてもよかったし、黄色い本は受験当日も会場に持っていくほど何度も見直しました。辞書的に使えたところもよかったです。黄色い本(『数学の点数が面白いほどとれる本』)のよい点は、確認しやすいこと、思い出せること、そして、メモが書き込んであるのもよい点です。この本は本当によく使っていました。フルに使っていたといってよいでしょう。手元にあるとよい本です。

 

 数学は安田塾に任せていたし、安田塾で数学は伸びました。さらに、この塾のよかった点を挙げれば、ここには勉強をする環境があり、教えてくれ、それでわかるようになり、できるようになる。また、融通が効き、部活の都合に合わせて振り替えたり、定期テスト前に時間を調整したりしてもらえる。よかったところが、たくさんありました。

 

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