チャートやフォーカスといった分厚い問題集の例題は、数学IAから数学IIIまでで約800問も載っています。800問を何度も解き、解法を覚えるには、膨大な時間が必要です。1・2年生はがんばって勉強するとして、これをしてこなかった3年生はどうしたらよいのでしょうか。3年生なってから数学の受験勉強を始める人は、まず数学ⅠA・IIBの200問を選んで暗記します。これは黄色い本(数学の点数が面白いほどとれる本)を使って行います。この200問は必ず暗記して絶対に忘れないようにしましょう。これが終わってから数学IIIや他の問題の公式や解き方をさらに暗記していきます。どれだけ多くの数学の問題を暗記できるかで、受験校が決まってくるといっても過言ではありません。
それでは暗記するとはどういうことなのでしょうか。
数学の暗記は、英単語のように丸暗記するだけではいけません。問題のポイントとなる重要な考え方を覚えたうえで、一つ一つの過程を詳しく、正確に覚えていかなくてはなりません。例えば、二次関数の解の配置問題では、D、軸,f(α)、つまり、「判別式」、「軸」、「端点の値」のそれぞれの意味をしっかりと理解した上で解答全体の流れを暗記していきます。理解して暗記することで、長い答案も間違いなく書き上げることができるようになります。このような暗記を約800の問題すべてで行い、すべての問題で解き方が頭の中に浮かんでくるようにしなければなりません。
それでは、具体的な暗記法の例を述べます。
まず数学の問題を自力で解きます。その時に、分からなくてもすぐに解答を見ずにしばらく考えます。この考える時間を作ることで問題・解答が記憶しやすくなりますし、長く記憶に残るようになります。次に解答を隅々まで理解するようにします。あやふやな点がまったくないようにします。ここでは自分に厳しく少しでも理解できない点がないか突き詰めるようにし、疑問点を完璧になくします。問題をよく考え、解答をしっかりと理解したあとに、解答を覚えます。頭のなかで覚えきれなければ、書きながらでもよいので、理解した解答をすべて覚え、自力ですべて書けるようにしていきます。完璧に書けなければ、もう一度覚えて、やり直します。答えを見ながら解答を一回書くだけで終わるのではなく、何回でも、完璧に覚わるまで、完璧に解答が書けるまでやってみます。
さらに、覚えた問題をその日の寝る前に頭の中でもう一度思い出してみましょう。完璧に思い出せるかやって見るのです。そして、さらに次の日にも、もう一度思い出してみます。その後の復習も必要ですが、これだけのこと、つまり書かずに復習を2回行っておくだけでもかなり記憶に残りやすくなります。ぜひ、実行してみてください。
なお、数学の勉強で暗記すべき問題を解いた時や、思い出して復習をしたときには、そのことを記録しておくと後で役に立ちます。
ある予備校講師のブログより
(インターネットで見つけました。参考にしてください。)
大学入学試験本番に強い人
入学試験、本番のテストに強い受験生とはどんな人か。
一つの特徴は、普段の勉強で問題を解く時、
「この問題が、もし本番で出たら、果たして自分は解けるだろうか?」
という想像力を、いつも働かせている人である。日常の勉強から「本番モード」で解いているのだ。
緊迫感のある「本番モード」で勉強をしている人は、ふだんの勉強でできなかった問題、間違った問題にイラつく。真っ白なテーブルクロスに、一点の墨汁が付着したように神経質になる。
もっと大袈裟に言えば、できなかった問題を「自分の受験生命を脅かすガン細胞」と重く受け止め、直ちに自分で調べるか先生に教えを請い、手術するか放射線を浴びせ、つまずいた問題を本番で解けるレベルまで引き上げるよう力を尽くす。本番の試験への危機察知能力をフルに発揮させ、転移しそうなガン細胞は切り取っておく。
彼らは正解した問題ですら執念深く見直す。解説を熟読する。健康な時に、健康維持に気を配っておく慎重さを持っている。
特に現代文の選択肢問題などは、自分が正解したのはただの偶然かもしれないと反省し、確実に正解にたどり着ける方法論が身についていない己の未熟さに恐れを抱き、悩み過ぎるまで悩む。
逆に、本番の試験を意識しないで勉強すれば、どんな行動に走るか。
答え合わせをしない、間違った問題に対して悩まない、解説を読まずに素通りする。
間違いが多くても平気の平左。「へっちゃらだい!」と平然と構えている。それは最低レベルの勉強の仕方だ。
また、自分ではやってるつもりでいても、「本番モード」の緊迫感がイマイチ身についていない受験生、すなわち「本番で解ける力を得るには、どうすればよいか」といつも悩んでいない受験生は、どれだけ問題を解いても、成績は上がらない。
逆に「本番モード」の人は、模試や赤本を解いた後の見直し時間が長い。
ある浪人生Y君は、問題を解いて間違え直しをする時間が、とんでもなく長い。自分が納得するまで先へは進まない。
日本史で知らない用語があったら用語集や辞典で調べ、図表やネットで確認し、用語をキチンと頭に落としてから前に進む。
正直言って私も、Y君のスローペースに「もっと要領よく先に進んではどうか」とイライラすることもある。なにしろ受験まであと4ヶ月で先が短い。だが、幸いなことに成績を伸ばしているし、彼のやり方に任せている。
K君も高3時代、見直し時間が長かった。K君は化学が得意で、彼の化学図表は使い込まれてボロボロになり、ページがバラバラになり、紙芝居みたいに散乱していた。これだけ使われたら化学図表も幸せだろう。
とにかく、できる人は「本番に出たら果たして解けるか」という想像力、大胆に言い換えるなら「大学入学試験に対する畏れ」を持っている。大学入学試験を心の芯から怖がってないと、なかなか日常の勉強で「本番モード」にはなれない。
だから普段の勉強で生じたミスを真剣に受け止め、見直し時間が必然的に長くなる。それに、大学入学試験に対する畏れを持ち、「本番モード」で勉強できるかどうかは、その人の人間性の問題になってくるのだろう。
ところで、入学試験の本番は1年にたった1回である。リハーサルは数百回で、本番が1回。もし負けたら、チャンスは1年先まで待たなければならない。
その点、プロ野球のリーグ戦は1年に約140試合。相撲だって1年に90番。年がら年中、本番だらけである。受験生に比べたら恵まれた環境である。
プロ野球選手や力士なら、公式戦や本場所を経験しながら、どんどん成長していくことができる。逆に、大学入学試験は本番が1回だから、5年も10年も浪人するならともかく、本番を経験しながら成長することはできない。一発で勝負が決まる。
受験生にとって、ふだんの勉強、つまりリハーサルの時間は99.99%。本番は0.01%しかない。その99.99%を本番モードでやるか、手を抜くとは言わぬまでも、のんびりペースでやるかは、天と地の差がつく。
繰り返し言う。「この問題が、もし本番で出たら、果たして自分は解けるだろうか?」という想像力を持つことが、ふだんの勉強には必要で、そのためには大学入学試験に対する「畏敬」の念を持つことだ。
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ここで述べられていることは土の教科でも当てはまることですが、」特に数学や物理のような理系教科では威力を発揮しますので、安田塾の皆さんも参考にして下さい。
◆あがり・緊張を自覚すること
最近、自分が緊張していると自覚できずになぜか調子がでないと思っている人がみられます。皆さんはどうでしょうか? 大学受験になって初めて試験であがる、緊張するということを自覚するケースがみられます。
たいていの人は、一度は、あがり・緊張を経験しているはずです。あがり・緊張の状態はさまざまです。「問題文を何度も読んでしまう」、「頭が真っ白になる」、「手に汗をかく」、「肩がこる」などというような形で表現されます。これまでに受けた模試などを振り返って自分があがっている、緊張している時にはどうなっているのかをチェックしてみましょう。
◆あがり・緊張への対策
対策としては、まず、真剣に受けようとしている試験であがらないようにすることは無理であり、大学入学試験であがったり、緊張したりすることは当然のことであると認識しておくことです。むしろ、適度に緊張した方が良い結果が得られるのです。
問題なのは、あがったり、緊張したりすると自分は実力が出せないと思い込んでいること(強迫観念)、あがりや緊張を一種の恐怖症のように極端に恐れてしまうことなのです。
あがったり、緊張したりしたら、ほぐす(クールダウンする)工夫をすればよいのです。まず、自分は緊張したらどのような状態になるのか、どのように身体が反応するのかを知ること、つまり、あがり・緊張の「サイン」を感じることが大切です。
具体的な対処法をいくつかあげてみましょう。あがっている、緊張していると感じた時は、一旦試験問題から目をはずして次のようなことをしてみるとよいと思います。
(1)頭に血が上ってボーっとすることが多いので、単純にひたいや首筋などを冷やす。
(2)手、腕、首筋、肩、腹部など身体のどこかに気づかないうちに力が入っていて筋肉が緊張して固まっていることが多いため、身体をほぐす。
(3)両手を少し振ってみたり、首を回してみたり、姿勢を正しくしたり、肩を揉んでみる。(4)呼吸の回数が減ったり、一時的に呼吸が止まったり(息をのむ状態)しているので、何回か深呼吸してみる。
これらの方法をいくつか組み合わせてみるのもよいと思います。
試験の受け方も工夫することができます。試験の時に緊張をほぐす時間を見込んだ時間配分ができると過度な緊張は予防しやすくなります。最初の試験が始まった直後に数分、難しい問題を解いている時に数分程度を見込んでおくとよいと思います。
これから大学入試センター試験や志望大学の過去の問題を解くときには、時間を短めに(本番の8割程度)して本番のつもりでやってみることをお勧めします。あがり・緊張をうまくほぐす練習をしておくと余計な不安が生じなくなると思います。
以下のことを気を付けて計算をしていこう
(1) 本番モードで解く(いつも入試・定期テストなどを受けている気持ちで解く)
(2) 集中して、必ず正解させるつもりで解く。
(3) 速く・正確に解く。(矛盾することを同時に行う。)
(4) 確認・見直しをしながら、計算を進める。
(5) 計算は、頭ではなく、手を使おう。
(6) 暗算をしない。途中計算を飛ばさない。[平方完成の中カッコなど]
(7) 一箇所に並べて、上から下へ、まっすぐ美しく書くこと。
(8) 計算は残しておく。消しゴムで消さない。
(9)かけるな、割れ。
(10) かけるな、素因数分解せよ。
(11) かけるな、因数分解せよ。
(12) 計算しない工夫をせよ。
(13) 物理の人は、「開平の筆算」を覚えておこう。
(14) 覚えておくべき数字
今回は、高校3生の夏休みの過ごし方について3つのブログから紹介します。
まず一つ目は、東京大学五月祭・オープンキャンパス・駒場祭で開催の「東大ガイダンス」公式ブログより。東大合格女子大生の「私の夏休み勉強法とアドバイス」です。
(前略)・・・勉強内容としては、まず基礎の定着。これは文理関係なく大事だと思います。夏休みは高校の授業がなくて、まとまった時間がありますからね(^∀^)夏休み前までに理解出来ていなかった内容や苦手な部分を、夏休み中に全て理解して完璧にするようにしました。
やはりどこの大学を受けるにしても、基礎の部分が出来ていないと問題を解くのが難しくなると思います。夏休み明けから演習をしていくためにも、この時期に基礎を固めておくことが必要でしょう。⇒⇒(フォーティチュードでは、黄色い本を完璧にしよう!)
それが出来たらちょっとずつ演習も開始。問題集を解いたり、塾のテキストを解いたり、時間を測って問題を解くということに慣れていきました。
私はやりませんでしたが、過去問を一回(1年分)解いてみるのも良かったなぁと、今となっては思います。この時期はまだ解けなくていいので、どんな問題が出ているのかを確認して、夏休み明け以降どういう風に勉強していくか考えたり、受験当日のことを想像したりするといいんじゃないでしょうか。
勉強を進めていく際には、当たり前ですが、疑問を残さないようにすることが大事だと思います!!分からないことは先生に聞くなどしてその場その場で解決させましょう(・∀・) 分からないまま放っておくと、後で大変になりますからね。
(・・・・・後略・・)
二つ目は、具体的な勉強法を紹介している、塾のブログからです。
高3生は、もう待ったなしです。四の五のいっているヒマはありません。自分が志望する大学の入試科目を全て対象にしましょう。入試合格の鉄則は「アナを作らない」です。受験科目の中に苦手科目を残しておくと、本番で必ず苦戦します。模試等で成績が伸びない科目があれば、この夏休みで重点勉強をしなくてはいけません。また、同じ科目の中で苦手単元があれば、それも重点学習する必要があります。
⇒⇒(もう一度、安田塾では、黄色い本(数学の点数が面白いほどとれる本)を完璧にしよう!)
Ⅰ① 私立理系志望であれば、午前中に数学演習、午後に英語、夜に「物理or化学or生物」というような一日になるでしょう。
Ⅰ② 私立文系志望なら、午前中に英語、午後に「日本史or世界史」、夜に「現国&古典」といった一日になります。私立の場合には、受験科目が少ないので夏休み中は、毎日全科目を学習するのが良いでしょう。
これに対し、国公立志望の場合は科目数が多いので、更に工夫が必要です。
Ⅱ 国公立志望の場合には、理系・文系を問わず「英語」「数学」は毎日勉強する計画をたてるべきです。こういうと「文系も数学を毎日やる必要があるんですか?」と訊いてくる方が必ずいます。毎日やってください。文系の生徒は総じて数学が苦手です。苦手だから毎日やるのです。数学は、大量失点する危険性があるので毎日訓練してそのリスクを減らす必要があります。
Ⅱ① 国公立文系は、英数を毎日、それに「現国or古典」、「日本史or世界史」をつける計画としましょう。理科選択科目は気分転換的な位置づけにおいて「2日に1回」くらいのペースで学習しましょう。例えば、午前は「数学&(現国or古典)」、午後は「英語」、夜は「日本史or世界史」というような感じです。
Ⅱ② 国公立理系なら、英語・数学を毎日、それに「物理or化学or生物」と2日に1回は「現国or地歴選択科目」をつける計画としましょう。もし、地歴選択科目までやる余裕がない場合は、地歴選択科目を9月に回すという手もあります。その場合は、地歴選択科目は3カ月で完成させる必要がありますので、その覚悟を決める必要があります。因みに、センター試験は8割正解を目標におきましょう。
よく、「一日何時間勉強すればいいんですか?」と訊く方がいます。ことの性質上、「○○時間やればいい」という答えはないのですが、常識的には、高校3年受験生なら夏休み中は「一日10時間以上」でしょう。特に、国公立大学志望の方は、受験科目が多いので私立志望生に比較して勉強時間は増えざるを得ません。本気で受かるつもりなら、睡眠時間6時間、食事ほかで3時間、残りは全て勉強と考えるべきかもしれません。「本気」とはそういうものです。
ここで気を付けていただきたいのは、あくまで「規則正しく」勉強するということです。 一番まずいのは、ある日20時間勉強して、次の日は5時間しか勉強しないというような受験生活です。起床時間、食事時間、就寝時間を毎日定時としましょう。こうすることによって、体調も維持でき効率的な学習が可能になります。
健康に留意し、この夏を有意義なものとしましょう。
最後は、ある塾のブログから。「夏休みは一日どれくらい勉強するものですか?」という問いに対する答えです。
夏休みに「10時間勉強しなければいけない」とも「15時間勉強しなければいけない」とも言えません。何時間でも、9月1日(最終的には入試本番)に自分が目指すラインに達していればいいのです。まず、夏休み終了時の目標ラインを立ててから、「そのためには何をどれだけ勉強すればいいのか」を考えます。ただ15時間机に向かっていては意味があまりありません。しっかりと計画を立てた上で、長い夏休みを乗り切りましょう。
また一般論として、やはり5時間では少ないと思います。8~10時間を目安にするのがいいのではないでしょうか?まとまった時間をとれるのは夏休みが最後です。計画を立てなければ、一日はどんどん過ぎていきます。後悔しないためにも、「夏休みの計画」を考えましょう。例えば、「センター試験の過去問で全科目7割以上とれるようになるぞ!」とか「数学の青チャートと速読英単語を必ず一通り終えるぞ!」とかです。
目標達成が難しくても、やるしかありません。夏休みには悩んだり、不安になったりしている暇はありません。ただひたすら目標との差を縮めるだけです。今のうちから勉強の合間に少しずつ計画を立てていきましょう。
■先輩受験生からの入試本番のアドバイス
●必ず時間に余裕を持って行動してください。本番当日、会場によっては、付近は受験生やその関係者であふれます。その分思うように動けず、移動速度も遅くなります。また、電車の遅延も十分起こり得ます。ギリギリで到着すると、落ち着いて試験に取り組むことができないかもしれないので、十分注意してください。
●どんな問題が出てもあわてずさわがず(試験会場なので当然のことですが)、絶対に自分の知識の泉の中に解く鍵があると信じて疑わないことです。が、問題よりもおそろしいのは食事です。僕は1年目の受験を、昼食の食べすぎによる(?)腹痛で棒に振りました。自分の適性量を図っておきましょう。そして、決して食べ過ぎないように。
●「絶対受かろう!」と意気込むと緊張してしまう。だから、「持てる力を全部出し切ろう!」と考えること。そうすると、だいぶ肩の力が抜けて楽になる。そうしたら、全力を出し切るのみです。
●友人と答え合わせをしないことがいいと思います。それ以降の科目にプレッシャーがかかるからです。また、リラックスして受けれるような工夫をしておくといいと思います。たとえば、音楽を休み時間中に聞くとか。
●休み時間に他の受験生が答え合わせしていますが、これは絶対聞いてはいけません。音楽を聴いて周りをシャットアウトして、次の科目へと頭を切り換えましょう。終わった科目のことを気にしていても時間の無駄です。
●ささいなことですが、バックに英語の入った服を着ていかないこと。私の前の人はそういう服を着ていて、試験監督の方に注意され、コートを着て受験していました。かなり暑そうで、動きにくそうでした。それで、案の定受験に失敗していました。そうならないよう、服には気をつけるべきです。
●試験会場の下見がとても重要です。前日になって下見をしていない道に変更したら案の定道に迷って試験会場に着くと、誰1人立っている人はいなく、冷や汗を感じるものの、駅から走ったため汗が止まらず大変な目に逢いました。試験には間に合い一応合格しているからいいものの、迷っていた間はこんなことで僕の受験は終わってしまうのかと思った。
●朝ごはんに注意。私は気持ち悪くなって最悪な気分だった。また昼食にも注意しましょう。荷物は多くもっていきたい気持ちはわかりますが、その日にあがいても無駄なのでなるべく軽くいきましょう。
●当日は時間にかなり余裕をもって行った方がいいと思います。私は時間の余裕があったのですが、遅刻ぎりぎりで入ってきた人もたくさんいました。また、休み時間に前の教科の話を友達同士でしている人がいますが、あまり気にしない方がいいです。つい聞いてしまいますが、自分が間違えたと気づいても前の教科の事は忘れて次の教科に集中しましょう。休み時間に何を確認するかも前日までに決めておいた方がいいと思います。
●当日ダメだったと思う科目があったとしても、終わったことは一旦忘れ、その次の科目に全力集中出来るよう頭の切り替えを大切にするようにしていました。二日間に渡りますので、試験の合間にも軽い散歩やチョコを食べたりしてリラックスを心掛けるようにしました。
●自分は時間ギリギリに教室に着いたので、トイレに行く時間がなく、あまり試験に集中できなかった苦い経験があるので、当たり前の事ではあるが、試験会場には余裕を持って到着する事が望ましいと思う。試験開始の何分か前から拘束されてしまう事もあるので、注意が必要である。
●忘れ物がないか要注意。家を出るときに必ずもう一度確認してください。あとは、会場が暑い・寒い場合に温度調節できる服装にしましょう(暖房が効きすぎて厚いことがあります)。
●昼休みは友達と試験の話をしないようにした。終わったことを話してもしょうがないし、それによって無駄なショックを受けて次の試験に悪影響を及ぼしたくはなかったから。
●行ける時にちゃんとトイレに行っておいたほうがいいと思います。また、昼休みには、音楽を聴いたり散歩したり等、リフレッシュするとよいでしょう。部屋の中は空気があまりよくないので、ずっと中にいるよりは外に少し出るほうがおすすめです。
●緊張とうまく付き合う対策をしておく。たとえば友達と昼食時に会う約束をしておいたり、友人に電話するなど。
●休み時間に友達としゃべったりして試験から遠ざかり、リラックスするように心がけるとよいと思います。
●なるべく早く起きる。起きてから頭が働くようになるまでは意外と時間がかかる。あと、きっちりと食事をとってトイレを済ませておくこと。緊張すると意外と腹が痛くなる。ちゃんと済ませておけば、胃が縮み上がってもそうそうトイレに駆け込まずに済む。
●前日に試験に必要な持ち物を準備し、余裕があるなら一度試験会場を下見に行ってみるとよい。当日は集合時間の30分前には試験会場に入り、トイレの位置を確認したあとは自分なりにリラックスできる方法を実践するとよい。よく試験直前に無理やり詰め込もうとする人がいるが、私の経験上、詰め込んだところが出ないと落胆して脳がうまくまわらなかったことが模試であったのであまりお勧めできない。音楽などを聞いてリラックスしてみてはいかが?
●周囲に、やたら余裕を見せていたりする浪人生いても、気にしないで。相手の余裕に、こっちがあせってしまうこともあるけれど、彼なりの緊張をほぐす戦術とおもって、無視しましょう。
■本番であがらないようにするために
(1)まず、手ぬきをせずに、勉強しましょう。
「まあ、いいや」と努力が不足していると、本番で不安になります。
もちろん、完璧にやることは無理ですが、できるだけ計画が実行できるように、精一杯やってみましょう。
(2)「自分なりにやるだけやった」という気持ちを持って試験会場にのぞむことです。
入試が近づいたら入試用のイメージトレーニングをするといいと言われています。
①受験当日の朝の情景
②受験会場までの電車の中
③受験会場に入る
④教室に入る
⑤受験番号の机
⑥担当の教官の説明
⑦試験開始
⑧一つ解答するごとに「よし」という
⑨全部解答
⑩見直す
⑪休憩時間
⑫つぎの試験
こまかく、具体的にうまくいっている場面をイメージしましょう。
本番でも落ち着いてできるはずですよ。